昨日?(というか,今日?)は,夜な夜な,膜面の形状測定をしている人がいましたが,見通しはついてきましたかね?(な~んて他人事みたいな言い方をしていると怒られそうですが).
軽量・柔軟な展開膜構造で形状精度を追求するのはふつうに考えて容易なことではないですし,膜面アンテナの世界では「軌道上で電気的に補正すればいい」ということになっています.ただ,補正は補正で気を遣わないといけないことはありますので,構造を考える身としては,「ノミナルでは補正しなくても大丈夫.問題があれば,軌道上で形状補正すればいい」という感じですかねえ.
それに,「じゃあ,そもそも,何もしない場合にはどの程度の形状精度になるの?」という,最も基本的で素朴な質問にすら答えられていない状況かと思いますので(てきと~に数字を出すことならできますが),誰かがちゃんと考えるべきなんだろうなあと.
そういえば,ISTSの原稿締め切りはそろそろ?
ここ1年ちょっとくらい,宇宙太陽光発電システム(SSPS)や無線電力伝送に関わることが多かったので,ISTSではSSPSのセッションも聞いてみようかなあと.
p.s. 「膜面の計測はこれでいけるね」って感じだと思っていたんですが,撮り方とか難しいみたいですねえ.何がどうしてどう難しくて,何をどうすればどうしてうまくいくのか,まとめるといいのだろうなあと.
(宮崎)
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